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株式会社ケンコープロフェショナルイメージング_001

「電源ストレスフリー環境」で撮影効率化を図る

バッテリーストロボ「GODOX」の利便性と魅力

ユーザー事例_吉村隆氏:

写真教室講師・フォトグラファーの吉村隆氏は、株式会社ケンコープロフェショナルイメージングが販売する「GODOX」のストロボを用いてさまざまな撮影を行っている。コンパクトでパワー のある同シリーズのストロボは、持ち運びをラクにするだけでなく狭小の空間でもライティング を組みやすいなどのメリットがある。またバッテリータイプなので電源確保の不安からも解放さ れ、スッキリとした環境での撮影を可能にする。吉村氏に、その使い勝手などについて伺った。

 

吉村氏は、コマーシャルスタジオ勤務後、写真専門学校講師 を経て独立。現在は、百貨店ECサイトの商品撮影、大手を含む企業案件によるポート レート・イベント・集合写真・ユーザー事例・ ECサイトコンテンツ・リクルートページの コンテンツなど、幅広いジャンルを撮影している。

 

写真講師としては、企業内の撮影需要における内製化バックアップ(スタジオ設置や撮影スタッフ育成)や、フォトグラファー 個人からの依頼、ロケーション撮影アシスタント派遣会社の勉強会など、さまざまな場面で指導にあたっている。なお吉村氏は、PHOTONEXT2020にて株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(KPI) のセミナー講師としても登場予定である。

■吉村隆氏Webサイト

www17.plala.or.jp/tks-yoshimura/

■KPIオフィシャルWebサイト

www.kenko-pi.co.jp

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【吉村氏の主な使用機材】

ストロボ:

●AD200Pro

●AD200
●WITSTRO AD360 II(販売終了)。

 

ワイヤレスフラッシュ トリガー(送信機):XPro

受信機:X1

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​狭小な空間でも「GODOX」で自由なライティングを手に入れる。

■これからの時代に必須のバッテリータイプストロボ

 吉村氏は、写真館やフリーランスフォトグラファーのビジネスの可能性について、次のように話す。「以前、企業がECサイト等で使用する写真を内製するにあたり、『広告宣伝用に撮影された写真と同水準にしたい』という問い合わせがあり、対応しました。こうした需要は確実に存在し、たとえば『ふるさと納税』の返礼品などをしっかり撮影したいとする需要もあります。そうした意味で、とりわけ地方の写真館やフリーランスフォトグラファーは、従来のポートレートだけではない需要に対応することでビジネスを広げることができるのではないでしょうか。また、ECサイトはスマートフォンで閲覧されることが多くなっており、写真の用途によっては、大きくプリントをして見る時代ではなくなっています。比較的小さな画面で見てもしっかりと伝わる写真が求められるなかで、撮影のアプローチを考え直すことも必要です。『相手が期待している写真』を提供できること、提案できること、そうした発想が求められていると思います」。

 Webの時代において、ECサイトの商品写真やコンテンツ、人物などの写真は、ただ掲載すればよいわけではない。そこに、写真館・スタジオやフリーで活動するフォトグラファーにとってのビジネスチャンスも生まれてくるというわけだ。そんな吉村氏が用いる照明機材は、KPIが取り扱う「GODOX」ブランド。コンパクト、バッテリー駆動、高出力といった特徴を持つ同ブランドのストロボは、カメラの性能が高まっていることも相まって、「ジェネレータ+ヘッド」といった従来の照明に代わり、スピード感と効率性、安全性を優先した撮影環境を実現する。

 以前はAC電源を用いるストロボを使っていた吉村氏がGODOXストロボに切り替えたきっかけは、電源確保の問題である。「2017年末くらいに、ある企業から社員のポートレート撮影の依頼がありました。電源が遠く、コードがギリギリ届いたものの、この先もこうしたヒヤリがあるだろうと考え、クリップオン+外部バッテリー+GODOXの送受信機という組み合わせから始めました」。その後、よりモノブロックに近い「AD360Ⅱ」を導入した吉村氏(360Ⅱは販売終了)。集合写真や商品撮影などをメインに活用しているとのことである。一方で、ポートレートや狭小空間での撮影のために、よりコンパクト&機動性に長けた「AD200Pro」を導入。同機はバッテリー内蔵型のタイプとなっており、ハイスピードシンクロにも対応している。また発光部を分離させることができるので、ブーム等を用いた簡易的なトップライトを安全にセッティング可能となっている。

 「『AD360Ⅱ』があれば、大人数の集合写真でも十分に対応できます。『AD200Pro』も含め、コンパクトで電源を必要としませんので、コードに足を引っかける心配もありません。またアシスタントがいないときでも、簡単に短時間でセッティングできることも大きな魅力です。全体の荷物がコンパクトになりますので、都心など車での移動が難しい場合にもありがたいですね。これからはこのスタイルだと思います」と吉村氏は話す。

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株式会社ウェルネスフロンティア

■情報の蓄積が今後の仕事に大きくプラスになる

 吉村氏は撮影の際、仕事別に使用したストロボやアクセサリーなど機材や露出のデータをメモしファイリング。チェックリストのような、独自のデータベースを作成しているという。この蓄積により、「何の撮影時にはどの機材をどのように用いる」といった基準づくりとなっている。これは自身の仕事はもちろん、写真教室で指導する際に受講者に教えられるハウツーにもなっているのだ。

 「使用機材とともに、『○○の撮影はこうする』といった『答え』があれば、さまざまな場面で対応が可能になります。この積み重ねを習得しつつ増やしていくことで、必然的に応用力もつくでしょう」と吉村氏。合理的、論理的に撮影のハウツーを積み上げているというわけだ。

 そんな吉村氏の写真教室はマンツーマンで行われることも多いが、今後はYouTubeなどネットを利用した映像・LIVEの環境において個人に発信できる仕組みを考えたいとしている。いわば、ネット会議の写真教室バージョン。それが実現すれば、受講者の撮影環境を直接見ながら指導することができる。まさにこれからの時代に即したアプローチと言えよう。

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JOYFIT+麻布十番

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JOYFIT+代官山

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株式会社ウェルネスフロンティア

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東薫酒造株式会社

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JIG-SAW株式会社

コンパクトな照明環境に加えアクセサリーも充実

KPI製品紹介

新製品「V1」は魅力の詰まった高機能ラウンドフラッシュ

 PHOTONEXTでもお馴染みの株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)は、マルチな環境で使い勝手に優れながらもリーズナブルなストロボ「GODOX」シリーズを中心に、全国の写真館やフリーフォトグラファーなどにさまざまな機材提案を行っている。

 

 イチオシは、昨年10月23日に発売した「V1」。リチウムイオンバッテリーで動作するクリップオンタイプである。フルパワー時に76Wsの出力ができ、既存の「V860 II」(ガイドナンバー→1/1出力@200mm=60【m/ISO100】190【ft/ISO100】)と同等の光量を持っている。

 特徴は、円形のヘッドを採用した点にある。均一で美しい配光が可能で、LEDによる10段階のモデリングランプも内蔵しており、バッテリー1個で約480回のフル発光が可能となっている(フル発光時に約1.5秒の高速チャージ。フル充電は3.5時間)。

 照射角は28〜105mm(オートズーム機能を搭載。マニュアルも可)。バウンス機能は左右:0〜330°、上下:-7〜120°と可動域が広く、自由度が高い。さらに、GODOX Xフラッシュシステムに対応。100mまでの範囲内でワイヤレス調光ができる。カメラにセットして用いる場合は、「AD200Pro」など他のオフカメラフラッシュをスレーブとしてコントロールできる「マスター機能」が活きる。一方、スレーブユニットとして使用する場合は、X-Pro/X1/X2T(ことし2月発売)などワイヤレストランスミッターの他、V860Ⅱなど送受信機能を持つクリップオンストロボをマスターユニットとして使うことができるので、すでに持っている資産を活かした多様な撮影が可能になる。調光グループは、マスター使用時は4グループ、スレーブ使用時5グループを設定可能、チャンネルは32chを装備している。

 アクセサリーも充実。ヘッド部にはマグネット式のアクセサリーマウントが装備されており、別売りの「AK-R1」のアクセサリーをワンタッチでセットできる(AK-R1アクセサリーキット=ディフューザードーム/ウォーミングフィルター/フィルターホルダー/ディフューザープレート/グリーンフィルター/ハニカムグリッド/バーンドア/スヌート/バウンスカード)。

 なおカメラメーカー対応モデルは、キヤノン、ニコン、ソニー、フジ、ペンタックス、オリンパス(パナソニック)用などをラインアップ。多様なユーザーに親和性があるだけでなく、価格も大きな魅力となっており、各モデルが税別33,250円、専用バッテリーは同6,400円、チャージングステーションは同2,200円、チャージャー・ケーブルは同2,300円である。

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ワイヤレス送信機「X2T」

GODOX 「V1」

多数のラインアップで撮影者ニーズに応える

 もはや定番と言ってもよいモノブロックタイプも人気だ。出力別に「AD200Pro」「AD400Pro」「AD600Pro」がラインアップされており、1番人気は「AD400Pro」だという。

 同機は、AD600Pro(600Ws)の姉妹機として発売された、400Wsの出力をもつ大光量フラッシュシステム。内蔵の2.4GHzワイヤレスXシステムのスレーブ機能を使用してニコン、キヤノン、ソニー、フジなど各社のTTLシステムに対応。前段で触れた「V1」と同様に、X Pro/X1/X2T(ことし2月発売)ワイヤレストランスミッターを使用してTTL・マニュアル・マルチモードでワイヤレス発光が可能。また送信機能を内蔵したV860ⅡやA1などからもコントロールすることができる。

 バッテリーはハイパワータイプを採用し、フル発光時0.9秒のリサイクルタイムを実現。フル発光で390回の発光が可能となっている。LEDモデリングランプは、30Wの出力。10〜100%で点灯する出力固定モードと出力に連動するPROPモードを搭載している。また演色性も高く撮影も可能で、X Pro/X1/X2TなどからON/OFFの制御もできる。

 同機には新しいアクセサリーマウント規格が採用されており、GODOXの各種アクセサリーの他、付属のBowensアダプターにより多彩なアクセサリーを使用可能。また別売りアダプターを利用することでブロンカラーやプロフォトのアクセサリーにも対応。資産を活かした撮影を可能にする。

 その他、安定した色温度を実現するCOLORモード、ハイスピードシンクロ機能などを装備。AD400Proの価格は税別94,880円(AD600Proは同121,800円)。

 上で紹介したフォトグラファー・吉村隆氏も導入している、コンパクトで機動性に優れた「AD200Pro」も人気が高い。前ページで触れた新製品「V1」とアクセサリーを共用できることも、荷物のコンパクト化に一役買う。小型ながら200Wsという出力で、さまざまな撮影に使い勝手のよい1台だ。

 発光部としてスピードライトヘッドとフラッシュチューブヘッドを同梱しており、撮影目的に応じて交換可能。また別売のH200Rラウンドフラッシュヘッド、AD-L(LEDライト)、EC-200エクステンションフラッシュヘッドなどが使用できる。AD200Proの価格は税別47,880円。

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「Irix」のレンズ群

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2020年3月25日の新発売、タッチスクリーン&4K入力対応のFEELWORLD社製オンカメラモニター「F6 Plus」。5.5インチ液晶を搭載した同機は、パネル解像度1920x1080、500cd/㎡、1000:1の高コントラスト比が特徴。HDMI端子が入出力用に各1装備。Waveform、ベクトルスコープ、ヒストグラム、オーディオレベル表示などが可能。別売りアクセサリーも同日発売され、好評だ。本体価格は税別 30,800円。

個性豊かな一眼レフ用交換レンズ群もアピール

 2020年3月10日、KPIはデジタル一眼レフ用交換レンズ「Irix(アイリックス)」シリーズを発売した。Irix社は2015年創業。スイスに本社を置き、ポーランドにR&Dセンターを置く新興のレンズメーカー(KPIは日本総代理店)である。

 現在のラインアップは、11mmF4、15mmF2.4、Dragonfly150mmF2.8マクロの3モデル。11mmと15mmには、金属鏡胴で堅牢性を持たせた「Blackstone」と、樹脂鏡胴で携帯性を重視した「Firefly」の2タイプがあり(両タイプともに内部はアルミ製)、マウントのラインアップはキヤノンEF、ニコンF、ペンタックスKとなっている。またリアフィルターソケットを装備し、オプションのNDフィルターが装着可能である。価格は各マウント共通、●11mmF4「Blackstone」:税別128,000円、「Firefly」:同98,000円。●15mmF2.4「Blackstone」:同128,000円、「Firefly」:同88,000円。●150mmF2.8マクロ「Dragonfly」:同118,000円。●NDフィルターセット(ND4・8・16):同1,000円。

 KPI広報担当の新田祐子氏は、「ユニークなレンズを紹介できることを嬉しく思っています。同ラインアップは『こんなレンズがあったらいいな』というユーザー目線で開発されており、多くのフォトグラファーにぜひ使っていただきたいですね。とりわけ、Kマウント対応の超広角単焦点レンズは類がなく、表現を広げる1本になると思います」と話す。

 

各種製品の問い合わせはTEL:03-6840-3622まで。

Webサイトはこちら。www.kenko-pi.co.jp

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